ガングリオン

ガングリオン

ガングリオンは弾性のある腫瘤で、大きさはごく米粒大から鶏卵大におよぶものまであります。腫瘤の中はゼリー状の無色透明な粘稠液で満たされています。

診断は形状でほとんどが判断できますが、腫瘤を穿刺して、ゼリー状の粘稠液が吸引されることにより確定診断されます。症状は,一般的には腫瘤のみで特に愁訴はありませんが,時に軽度の圧痛,運動痛,疼痛、痺れを生じることもあります。まれに発生部位近傍の神経を圧迫して痺れや疼痛の原因となります。

あまり、症状がなく本人も気にならない場合は経過観察でもよいかと思われますが、当院では希望される方には積極的に穿刺を施行しています。また繰り返す方には、カプセルごと手術で取ってしまします。