糖負荷試験
糖尿病
食前の血糖値が正常であっても、食後の高血糖が心筋梗塞や脳梗塞などの動脈硬化疾患と関係していることが明らかになってきました。食後の高血糖が、血管の内側の細胞を傷つけ動脈硬化を進めます。
血糖コントロールの指標であるヘモグロビンA1cが正常範囲でも、これはあくまでも1~2ヶ月間の血糖値の平均値の指標であり、食後の高血糖をはっきりとらえることができません。
そこで当院では 糖負荷試験を実施しています。
糖負荷試験(OGTT)とは
糖負荷試験(OGTT)とは、まず空腹時の血糖値を調べ、その後75gのブドウ糖水溶液を飲み2時間で血糖値がどのように変化するかを調べます。
75g経口ブドウ糖負荷試験(OGTT)による判定
測定時間及び血糖値 | 判定 | ||
空腹時 | 負荷後2時間 | ||
126mg/dl以上 | または | 200mg/dl以上 | 糖尿病型 |
糖尿病型にも正常型にも属さないもの | 境界型 | ||
110mg/dl未満 | および | 140mg/dl未満 | 正常 |
糖尿病は早期に発見し、加療を開始することがとても大切です。